
東京23区の家賃動向2026:過去最高水準が続く賃料市場と借り手・貸主の対策
東京23区の賃貸マンションの募集家賃が上昇を続けています。アットホームの調査によると、2026年8月の東京23区では、シングル向きマンションの平均募集家賃が2015年1月以降の最高値を更新し、カップル向きも15か月連続で最高値を更新しました。この記事では、最新データのポイントと、借り手・貸主それぞれが今考えておきたい対策を整理します。
2026年8月のデータのポイント
- シングル向き(30㎡以下):7月に前月比で一時下落したものの、8月は再び上昇し、2015年1月以降の最高値を更新。
- カップル向き(30〜50㎡):15か月連続で最高値を更新。
- 全面積帯:東京23区では、すべての面積帯で前年同月を上回りました。
出典:アットホーム「全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向(2026年8月)」
家賃が上がっている背景
家賃上昇の背景には、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
- 分譲マンション価格の高騰:購入のハードルが上がり、賃貸にとどまる世帯が増えていると言われています。
- 建築費・管理コストの上昇:新築物件の供給コストが上がり、賃料に反映されやすくなっています。
- 都心回帰と単身世帯の需要:通勤利便性の高いエリアに需要が集中しています。
なお、東京カンテイによると、2026年8月の東京23区の中古マンション(70㎡換算)価格は1億2,677万円で、前年同月比18.2%上昇しています。
港区・都心エリアの傾向
港区をはじめとする都心エリアは、外資系企業のオフィスやインターナショナルスクール、大使館が集まり、外国籍の方や法人契約の需要が根強いエリアです。広めの住戸やサービス付き物件は特に競争が激しく、条件の良い物件は短期間で決まる傾向があります。
借り手が今できる対策
- エリアを一駅ずらす:人気駅の隣駅や、乗り換えなしで通える沿線に広げると選択肢が増えます。
- 築年数の条件を緩める:リノベーション済みの築古物件は、家賃と広さのバランスが良いことがあります。
- 申込の準備を先に済ませる:書類を揃えておき、良い物件が出たらすぐ申し込めるようにしましょう。
- 更新か住み替えかを比較する:更新時の賃料改定と、引越し費用・初期費用を合わせて判断します。
更新時の賃料値上げへの向き合い方
家賃相場の上昇に伴い、更新時に賃料改定を打診されるケースもあります。まずは周辺の募集家賃と比較し、条件を確認したうえで話し合うことが大切です。契約内容によって扱いが異なるため、判断に迷う場合は専門家に相談しましょう。
オーナー・貸主にとっての意味
- 賃料設定の見直し:募集時の賃料が相場と比べて適正かを定期的に確認しましょう。
- 空室期間の短縮:需要が強い今は、写真や物件情報の質を高めることで早期成約につながります。
- 既存入居者との関係:長く住んでもらうことも、安定した収益につながります。
Access Japan Real Estateのサポート
Access Japan Real Estate株式会社は、港区を拠点に、日本語・英語で賃貸・売買・物件管理のご相談を承っています。借り手の方には予算に合うエリアの提案を、オーナーの方には賃料設定や募集戦略のご提案を行います。
まとめ
東京23区の家賃は過去最高水準が続いています。借り手はエリアと条件の柔軟さ、スピードが鍵になり、貸主は相場に合った賃料設定と募集の質が重要です。最新の相場感を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
※本記事は公表データに基づく一般的な情報であり、将来の家賃や価格を保証するものではありません。
表紙写真:Nelemson Guevarra / Unsplash